修理のこだわり

『原則的にピアノには寿命がない』
その信念から、当社ではどんなに古いピアノでも、先ずは直して使うことを提案します。
約20,000点とも言われてるピアノのパーツは、ほとんどが交換が可能です。
ピアノが持つポテンシャルを最大限に引き出せるよう、パーツのコンディションを見極め、ピアノに応じた修復と調整を丁寧に行っております。

※その他、修理レポは、インスタグラムにて随時更新しております。
ページ下部のアイコンより、ご覧ください。

修理の必要性

ピアノ​の部品は、ほぼ全てが消耗品です。耐用年数の差こそあれ、使用頻度によっては数年で交換が必要になる部品もあります。
それだけでなく、経年変化や設置環境によっても、部品の劣化、変質、変形などが起こります。
 
こういった交換が必要な状態の部品を使い続けても、ピアノはポテンシャルを発揮出来ず、表現力も乏しくなり、演奏家にストレスを与えます。
 
また、ピアノ内部では必要のない箇所に無駄な負荷が掛かり、消耗は進行し、他の部品にも負担が飛び火することがあります。
なので、悪くなった部品は早めの交換をお勧めいたします。
 
修理のもう一つの目的は、ピアノのグレードアップを図ることにあります。
 
修理の際、敢えて純正部品を使わず、互換性のあるより良質なパーツに切り替えることにより、ピアノそのもののポテンシャルを高めることが出来るのです。
 
当社にて修理をご依頼頂ける際には、是非ご検討頂きたいと思います。

よくある修理について

ピアノは普通に使用していても、様々な要因で部品交換が必要になることがあります。
 
その場で済む簡易な修理もあれば、アクションや鍵盤をお預かりして行なう修理、本体を丸ごと工場に運び込み、数ヶ月掛けて修復するオーバーホールまで、その規模は様々です。
 
ここではどんなピアノでも起こり得る修理の中から、実際に作業頻度の高い修理をまとめました。

修理価格表

◉ハンマーファイリング ¥16,500

使用により消耗したハンマーフェルトを、再成形する作業です。
具体的には、サンドペーパー等でハンマーを削り、形を整えます。
弊社では、UPもGPも均一料金で承っております。

◉UPバットコード変換  ¥27,000

下記バットスプリングと共に、UPにおいてはスムーズな連打を補助する大切な部品です。
YAMAHAのUPは、製造年によりバットコードの劣化が激しく、必ず交換する必要があります。

◉UPバットスプリング変換  ¥27,000

上記バットコードと共に、UPではスムーズな打鍵の為に重要なパーツです。
バットコードが切れたまま使用していると、スプリングの変形や破損が発生します。
また、スプリングそのものの劣化により、交換をお勧めすることもあります。
➡︎バットコード交換とのセット価格:¥50,000

¥49,000〜

鍵盤に貼られているクロスの交換です。
消耗だけでなく、虫喰いの被害にあうこともあります。
一本の鍵盤に、バランスブッシングクロスとフロントブッシングクロスの二種が貼られています。

●フロントブッシングクロス全交換:¥27,000
●バランスブッシングクロス全交換:¥27,000〜¥33,000
●フロントとバランスの全交換:¥5,000引き
●フロントブッシングクロス部分交換:¥600(一鍵)
●バランスブッシングクロス部分交換:¥700(一鍵)

◉その他の修理

●マフラーフェルト交換(UP) ¥11,000
●センターピン交換 ¥600(1本)、¥27,000(アッセンブリ)
●ジャックスプリング交換(UP)  ¥30,000
●ブライドルテープ交換(UP)  ¥28,000
●白鍵木口交換  ¥28,000
●白鍵アクリライト交換 ¥2,000(1枚)、 ¥70,000(全交換)
  ※象牙、人工象牙等、材質により別途見積りが必要です。
●ダンパーフェルト交換(GP) ¥75,000〜(脱着、調整込み)

大掛かりな修理

ここでは、オーバーホールなどの大掛かりな修理をご案内します。

ハンマー交換

ハンマーは、ピアノの音色を左右する大切なパーツです。
しかし、ハンマーも消耗品なので、使用による摩耗や劣化等により、交換が必要になることもあります。
また、タッチや音質の向上の為、高品質のハンマーへ交換することもございます。
※ハンマー交換の費用は、原則的に見積りが必要です。

●UPハンマーヘッド交換
・国産ハンマー使用  ¥100,000前後
・ドイツ製ハンマー使用  ¥150,000前後
●UPハンマーアッセンブリー交換
・国産パーツ使用  ¥200,000前後
・ドイツ製パーツ使用  ¥300,000前後

●GPハンマーヘッド交換
・国産ハンマー使用  ¥150,000前後
・ドイツ製ハンマー使用  ¥200,000前後
●GPハンマーアッセンブリー交換
・国産パーツ使用  ¥250,000前後
・ドイツ製パーツ使用  ¥350,000前後

※全て整調一式と鍵盤鉛調整、整音まで込みの金額です。
※工賃は凡その目安です。ドイツ製パーツを使用する場合、為替等による部品代の変動により、工賃が変わることもございます。

弦交換

●UP全弦交換
①弦交換のみ  ¥180,000
 【内容】全弦交換(レスローワイヤー仕様)、ピンブッシュ、チューニングピン、弦まくらの交換、べアリングの研磨、弦圧調整(可能な範囲で)

②全行程  ¥300,000
【内容】①、フレームの脱着、金粉塗装、フレームボルトの研磨、弦圧調整、響板ニスの剥離、ニス塗布

※駒割れ、駒浮き、駒ピン折れ、響板割れ、響棒剥がれなど、本体の故障(要別途見積り)が確認出来る場合、①のみの受注はお断り致します。


●GP全弦交換
①弦交換のみ(内容はUPに準じます)
・C3サイズまで  ¥180,000
・C6サイズまで  ¥200,000
・C7、セミコン  ¥250,000〜
・フルコン         ¥280,000〜

②全工程(内容はUPに準じます)
・C3サイズまで  ¥300,000
・C6サイズまで  ¥330,000
・C7、セミコン  ¥380,000〜
・フルコン         ¥400,000〜

※UP、GP共に、別途往復の運送費が必要です。
※弦交換を行うと、音が狂いやすくなります。
※納品後2回、点検を兼ねたサービス調律を行います。
※3回目以降も納品後1年以内でしたら、何回でも直し調律扱いで調律致します。
  【直し調律】UP:¥9,000、GP:¥11,000
※ホールの場合は、別規定となります。お問合せください。
※①のみの場合、騒音等の諸条件がクリア出来ますと、ご自宅での修理も可能です。ただし、数日間通うことになり、日数分の出張料金が発生します。

UPオーバーホール ¥400,000〜(要見積)

前提として、交換が必要なパーツを全て交換します。再利用出来る部品はそのまま使うこともあり、また外装の仕上がりも要相談となりますので、ケース毎に個別の見積もりが必須です。以下、実際のオーバーホール時に、よく行なわれる工程一覧です。但し、これら全てを行なうわけではなく、ピアノの状態により、ご相談の上工程は増減し、その都度ピアノに最適なプログラムを組みます。
   【鍵盤修理一式】
      ・ブッシングクロス交換、アクリル研磨or交換
      ・小口の研磨or交換
      ・パンチングクロス、バックレールクロス交換・キーピン研磨
   【アクション修理一式】
      ・ハンマー交換(ヘッドのみ、シャンク込み、アッセンブリ交換等)
      ・ダンパー交換(フェルト交換orヘッド交換、レバー交換)
      ・ウィペン交換(アッセンブリ交換or付属パーツ交換)
      ・各レール、他パーツ等の手入れ
(ハンマーレールクロス交換、ジャックストップレール、レギュレーティングレール、レギュレーティングボタンパンチングクロス交換、ダンパーロッド研磨、など)
   【張弦一式】
      ・全弦交換、弦圧調整
      ・チューニングピン交換
      ・弦枕,止音フェルト、ピンブッシュ等交換
      ・プレッシャーバー、ベアリング、各ボルトの研磨
      ・フレーム金粉塗装
      ・響板ニス塗り直し
      ・駒、駒ピン、響板、響棒、ピン板等のチェック
   【外装関係】
      ・全塗装orクリーニング一式
      ・金属部品研磨or交換
      ・ゴムボタン、フェルト交換
      ・ペダル手入れ一式、マフラーフエルト交換
   【他】
      ・調律、整調、整音
      ・鍵盤鉛詰め調整

GPオーバーホール ¥600,000〜(要見積)

UP同様、交換が必要なパーツ全ての交換が前提ですが、再利用出来る部品はそのまま使うこともあり、また外装の仕上がりも要相談となります。ケース毎に個別の見積もりが必須です。以下、実際のオーバーホール時に、よく行なわれる工程一覧です。但し、これら全てを行なうわけではなく、ピアノの状態により、ご相談の上工程は増減し、その都度ピアノに最適なプログラムを組みます。
   【鍵盤修理一式】
      ・ブッシングクロス、アクリル研磨or交換
      ・小口の研磨or交換
      ・パンチングクロス、バックレールクロス交換・キーピン研磨
      ・バックチェック交換(全交換orレザー貼替)
   【アクション修理一式】
      ・ハンマー交換(ヘッドのみ、アッセンブリ交換等)
      ・ダンパー交換(フェルト交換、ガイドレールブッシングクロス交換、ヘッド、ワイヤーの研磨)
      ・サポート交換(アッセンブリ交換or付属パーツ交換)
      ・各レール、他、手入れ(レギュレーティングボタンパンチングクロス交換、ダンパーロッド研磨、他)
   【張弦一式】
      ・全弦交換、弦圧調整
      ・チューニングピン交換
      ・弦枕,止音フェルト、ピンブッシュ等交換
      ・プレッシャーバー、ベアリング、各ボルトの研磨
      ・フレーム金粉塗装
      ・響板ニス塗り直し
      ・駒、駒ピン、響板、響棒、ピン板等のチェック
    【外装関係】
      ・全塗装orクリーニング一式
      ・金属部品研磨or交換
      ・ゴムボタン、フェルト交換
      ・ペダルボックス、天秤、手入れ一式、マフラーフエルト交換
    【他】
      ・調律、整調、整音
      ・鍵盤鉛詰め調整

特定商取引法に基づく表記

名称    Piano Labo.(ピアノラボ)
所在地愛知県名古屋市緑区篠の風3-47
責任者竹宮秀泰
Tel/Fax(052)877-6204
e-mailcelibi_tache@icloud.com
事業内容ピアノ修理、メンテナンス、販売、買取
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